【 平成17年度 「海野宿」茂木宅 保存修理工事 】 現状(2)
@【左】崩壊している下屋部分は昔、籾小屋だったそうです。奥にみえる茶色の鉄板屋根の民家はお隣の家ですが、そのお隣の建物に寄りかかるように崩壊してしまっています。
お隣の建物をこれ以上傷めないように早急に修理工事を始めなければならない、瀕死の状態の民家でした・・・。
青い鉄板屋根が右に写っていますが、その民家が我が家です・・・。

A【右】崩壊状態の籾小屋の屋根部分です・・・。

この民家の構造で特徴的なのは、一見すると寄棟に見える屋根ですが、北面外観写真を見ると判るように、屋根の棟がL字になっています。
現状の平面は、間口7間・奥行5間の長方形に一部増築したような格好ですが、内部を測量したり、工事着手後解体してみると、恐らく建設当初は平面もL字に近い形だったようです。

東北地方にみられる「曲がりや」と呼ばれる民家のようなL字の屋根と平面とまではいきませんが、とても興味深い、特徴のある構造でした。
お隣の民家もL字の元茅葺屋根ですし、昭和53年の海野宿調査報告書には今はもう取り壊されてしまった茅葺の民家の写真が残っていて、その民家もL字のようでした。

我が家ではありますが、まだ歴史的に検証していません。海野宿の資料や、現存している茅葺のお宅を今後見させて頂く機会があれば調査して報告していこうと思っています。


【工事種目】
◇保存修理前の現状
【工事内容】
◇現状写真撮影
【日付・写真】
◇2005.10.16 ◇主屋外観 北面 崩壊部分
【詳細】
◇@北側 旧籾小屋付近崩壊 ◇A旧籾小屋付近 屋根崩壊