【平成17年度 「海野宿」茂木宅 保存修理工事】 基礎工事@
@【左】隣境(東)布基礎:配金と型枠の様子
配金の下には既存の礎石があります。

A【中】隣境(東)布基礎:コンクリート打設

B【右】隣境(東)布基礎:布基礎完成

一般の新築住宅の布基礎は逆T字型をしていますが、こうした歴史的建造物の修理では、できる限り歴史ある既存を「保存」しなければならないので、各々の建物の現状に合った工法や納まりを現場で考え出さなければなりません。

(土を掘って石が出てきたため設計図書通りにはいかず、現場変更しました。設計図の現場変更は保存修理工事や民家再生工事にはよくあることです。)

この東側の布基礎は、既存の礎石をコンクリートで覆うことで石の不動沈下を防ぎ、また同時に布基礎の底盤としての役割を果たすように考えています。幅40cm、高さ40cmという形状はそのためです。

【工事種目】
◇基礎工事(1)
【工事内容】
◇隣境(東側)布基礎の施工
【日付・写真】
◇2005.11.02 ◇隣境(東側)の礎石を残すために考えた布基礎の鉄筋の配金の様子。
【詳細】
◇@隣境(東)布基礎:配金と型枠 ◇A隣境(東)布基礎:コンクリート打設 ◇B隣境(東)布基礎:布基礎完成