栖風采プランニング_「海野宿」で古民家再生・住宅設計等をしている長野県東御市の建築設計事務所

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我が家の離れ(・・・といいましてもここが住まいになっています)のリフォームの様子を実例として報告したいと思います。
主屋は伝建地区「海野宿」の保存指定されている建物ですが、離れは昭和51年に建てられたごくありふれた30年ほど前の昭和の建物です。

今回は、我が子が生まれたばかりで、少なくとも子供が巣立つまで建物が機能するよう、本格的にリフォームしました。
リフォーム後 〜玄関〜

リフォーム前            **玄関工事中**

リフォーム前             **現状**

玄関 リフォーム解説
玄関戸は、引違いのアルミサッシ玄関戸→木製開戸
壁は、繊維壁→しっくい塗り(既調合品「マリンライム」村樫石膏工業)
床は、タイル→床暖房+タイル貼替え(ダントー)
天井は、化粧石膏ボード→断熱材+石膏ボード下地・紙布クロス(リリカラ)

にしました。

玄関の床暖房は本当に良かったです。

玄関戸は、既成品のサッシではなく、手作りの木製戸なので気密性が低く、通常ならば冷気を引っ張ってきます。でも床暖房にしたので、本当に暖かい!!!
土間のタイルは熱伝導がよく、板の間の床暖房より暖かいです。
うちの1歳の子供が冬に素足で玄関に降りて遊んでも平気です。(足の裏が汚れますが・・・)

あと予算が無くなってしまって、インターホンと玄関脇のステンドグラスは未完成です・・・。


リフォーム後 〜廊下 〜

リフォーム前   廊下工事中↓                  現状↓

廊下 リフォーム解説
トイレに続くこの廊下の現状は、うす暗く汚かったので、近寄りたくない場所でした。

ところが、壁を繊維壁から漆喰に塗り替えたことで、素晴らしく気持ちのよい廊下に生まれ変わりました!
この建物の中で一番嫌いだった所が、今では一番お気に入りの空間です!
漆喰の美しい「白」の光沢が、ただ薄暗いのを明るくしただけではなく、清潔感のある綺麗な空間にしてくれました。
この漆喰壁の廊下が、我が家のちょっとしたギャラリーになっています。絵画や版画、趣味の(私の母の作品ですが)パッチワーク、生花など飾るのを楽しんでいます♪

照明器具は、「レトロなガラス電灯笠」に掲載しているものです。自分の家なので見本としていろいろ付けました。

リフォーム後 〜キッチン〜

リフォーム前 **キッチン工事中**            **現状**

キッチン リフォーム解説
リフォーム前の台所は、ダイニングキッチン8帖間で勝手口もありました。
リフォーム後は、8帖間を2分割して、キッチンと食品庫に分け、勝手口は塞いで洗濯機置き場にしました。

システムキッチンはトーヨーキッチンです。大きなステンレスシンクが気に入ったのと、3Dシンクというシンクを3層に使える、というのが気に入って採用しました。
対面にあるのは大型食品庫です。現在は食器棚も兼ねています。
予算が厳しかったので、シンク側と食品庫側はグレードを変えてみました。

またレンジフードはヤマハリビングテックのフードです。普通はシステムキッチンと同じメーカーを選ぶのですが、今回は機能性、デザイン性と予算の関係でヤマハを選びました。

内装はタイル貼りです。本物です。(クロスですか?とよく聞かれるのがちょっと残念なのですが・・・)
かなり頑張ってみました。写真ではわかりにくいのですが、いろんな種類の役物を使ってみました。
タイルは三協製陶のラスティカコレクションです。

リフォーム後 〜洗面所〜

リフォーム前 **洗面所工事中**              **現状**

洗面所 リフォーム解説
洗面器はTOTOの乳児用バスを採用しました。
ちょうど子供が生まれることもあり、ちょっと高かったのですが設置してみました。
デザインも輸入もののペデスタイル洗面器のようでいいかもっと思ったのですが・・・ただ問題もあります。
乳児用バスなので容量が30ℓもあり、普通の洗面器の2、3倍もあります。
お洗濯とかバケツを置いたりするにはいいのですが、お湯を溜めて顔を洗うには、水道代が結構かかります。
洗濯流し代わりには便利なのですが・・・。

また乳児用バスなので、水栓部分が普通の洗面セットや洗面器と違い、水栓が2つも付いてしましました。

(悲しいことに、折角乳児バスを付けたのに、リフォームが出産に間に合わず、引越しをしたときには既に5ヶ月になっていた息子・・・入ることはありませんでした。2人目のときこそは〜使いたいです♪)

内装はタイル貼りと上部しっくい塗りです。
タイルは各務製陶のハーフボーダーを使いました。

工事中の写真は床暖房の施工時の様子です。

リフォーム後 〜浴室〜

リフォーム前 **浴室工事中**              **現状**

浴室 リフォーム解説
浴室はユニットバスにしました。
建築を設計する者として、本当ならば自宅こそ、タイルや石を張った素敵な浴室にしたかったのですが、
タイルの目地切れやコーキング切れによる水漏れから古屋を守るため、メンテナンスや今後のことを考え、既製品のユニットバスにしました。

幸いにも、現状の浴室はほとんど使われていなかったため、建物の躯体の状態は良かったです。
これがリフォームする時の怖いところなんですね。
解体してみて水漏れで土台や柱が腐っていたりすると、補修工事が大掛かりになります。

ユニットバスはエア・ウォーターのシンフォニアです。

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